diary

ダイアリー

2026.01.31

「たかが独り言、されど独り言」#4「ゴールド免許」

私は先日晴れてゴールド免許になった。


5年間無事故無違反で取ることができる。


そして何より更新がものすごく楽だ、30分ぐらいで終わる。


しかし、私は4年間運転してない。俗に言うペーパードライバーだ。なんだったら最後の運転で対物ではあるが事故を起こしている。あっ5年間無事故無違反嘘だった、、、


そんな人間がゴールド免許だと自慢気に言っていいものなのか?運転技術は皆無に等しい。


それでも私は、胸を張ってゴールド免許を持っている。


いや、正確に言うと胸を張る資格があるのか分からないまま、持っている。


免許証の色は金色だが、

ハンドルを握らせたらたぶん手は震える。アクセルとブレーキの違いすら、もう怪しい。


免許証は「運転が上手い証明」ではない。

ただ「運転していない証明」だったりする。


事故を起こさなかった5年間ではなく、

運転しなかった5年間

だから私は無事故無違反でいられただけだ。


それなのに、制度上は“優良”と呼ばれる。


この違和感が、妙に引っかかっている。


ゴールド免許って、

「危険を回避できる人」じゃなくて

「危険に近づかなかった人」にも与えられる。


それはズルでも嘘でもない。

ルール上、正しい。


でも正しさと誇らしさは、必ずしも同じじゃない。


ここで少し視点を変えると、私はこのゴールド免許を「偽物」だとは思っていない。


ただ、まだ中身が追いついていないだけだ。


肩書きや称号が先に来て、実力や覚悟があとから追いかけることは、人生にはよくある。


美容師もそうだ。

「スタイリスト」という肩書きをもらった瞬間、急に上手くなるわけじゃない。


むしろ、名乗った瞬間からそれに追いつく責任が始まる。


ゴールド免許を見て思う。


これは自慢するための色じゃなくて、自覚するための色なんじゃないかと。


「あなたは優良です」じゃなくて、「優良であろうとしてください」という、静かなプレッシャー。


いつかまた運転する日が来たら、この金色に恥じない運転をしたい。


今はまだ、色だけが先を走っている。


それでもいい。

追いつこうとする限りは。